『虹は見る角度によって変わる。(人の見方もそれぞれ)』(ブログ 9月25日)

今日、夕方に小雨が降る中を外に出てみると虹がかかっていました。

「あれ、虹だ!見るのは何年ぶり。いや何十年ぶりだろう。」

なんて思いながら、カメラで虹を撮りました。

場所を変えて撮影するとなんと虹が2つもかかっている。

「こりゃ珍しい。」

と思いながら、私はまったく別のことを思い出しました。

 

ある講演会でのこと。

過去の日本の歴史についての話がありました。
講演会の後の質問である方が
『他の国では、過去の歴史をこのように(中略)考えていますが、そのことについてどうお考えですか?』と質問されました。

その時、講師の方が次のように答えました。

『例えば、世界の歴史をアメリカ人が見た場合、アメリカが中心の歴史をアメリカ人は考えるでしょう。』

『他の国も自国を中心の歴史の見方をするでしょう。』

『日本人から見れば、世界の歴史は日本から見た歴史の解釈となります。』

『例えるならば、それは虹を見るようなもので見る角度によって色々な解釈が出来ます。』

『私は、それはその国それぞれの歴史観があってよいと思っています。』

『大切なのは、日本人は日本人としての歴史観を持つべきです。』

と言われたのがとても印象的でした。

 

最近、特に思うことがあります。

「今ここに私がいるのは、両親を初めその前のおじいさん、おばあさん、その先をたどればすごい数の人たちが存在して、今の自分があること。」

「そのことを考えたら、自信と誇りを持って生きていかなければご先祖様に申し訳がないのでは?」

「自信と誇りを持って生きるとは、人の話に耳を傾けて聞くこと。それもとても大切で、時としては、その意見を取り入れることもあるだろう。ただ譲れない自分自身の考え方を持つことも大切で、それがあるからこそ自分は存在しているのだ。」

「バランスて大事だな。」

なんて思う今日この頃です。

人もそれぞれ、歴史観もそれぞれ、色々な考え方や見方があるでしょう。

それを知ることは大切かも知れないけれど

ただ知ることだけに満足するのでなく

それを活かして自分の考えを持つためにも学びたいと思いました。

久々の空の虹を見てそんな風に思った夕暮れ時でした。

 

1 『一つの虹かかかった 何年ぶりかな?』

2 『あれ?場所を変えたら2つの虹がある』

 

■今日の言葉

今が始まり、今日が始まり。
今日を悔いなく生きていれば、何があっても怖くない
マサコ・ムトー(88歳でデビューの豆紙人形制作者/画家)

 

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