住まいのバリアフリー⑥~床材への配慮

古屋商店のkinです。

***2011年6月号よりお届けします!***

住宅内の移動にとって、段差の解消だけでなく、床材への配慮も欠かせない要素の一つです。

床材に問題があると、歩行移動や車いすでの移動がスムーズに行えず、特に下肢機能が低下している方は体のバランスを保ちにくく、足を滑らす原因にもなります。

床材を選択する際には、滑りにくさ・強さ(傷つきにくさ・重量物への強さ・水などへの強さ)を考えます。
滑りにくさに関しては、特に水に濡れた時に足を滑らせることがないよう配慮しなければなりません。
乾いた状態では滑りにくくても水濡れ時には滑りやすくなる床材があるので、濡れる可能性がある場所では特に注意が必要です。
市販の床材は、一般に車いす移動による傷つきまで考慮されていないので、自走用車いすを使用して室内を活発に移動すると、車輪(後輪)がねじれて車輪のゴム跡が床面につく場合があります。
このゴム跡は取り除くことが難しいので、床材は車輪のゴム跡がついても目立ちにくい色を選択しましょう。
床材を選択する時は、30cm×30cm以上の大きいサンプルを、普段の使用状況に近い中でも最も滑りやすい状態で確認するのがポイントです。

床貼り中

床貼り完了

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