みなさんいかがお過ごしですか?
今日は論語塾がありました。
論語の中に
子曰く
『辞は達するのみ』
という章句があります。
意味は、言葉は伝えるためにある。
私はこの言葉を
「言葉は単純に伝わればよい」と思っていました。
でも伝えるにしても言い方があり相手を不快にさせないよう思いやりが必要ですし、自分の思っている真意が相手に伝わらなければ意味がない。ということだと気がつきました。
会話の中でよくあるのが
相手からなにかお願いをされて『わかりました。』と返事をして行動したら相手が求めていたこととはまったく違う結果になったなんてことありませんか?
その時になって初めてお互いに分かり合っていなかったことに気がつきます。
私は、子供の頃に母に「パンを買って来てくれる」と頼まれ、よく聞きもしないで「分かった」よとお金を握り締めて家を飛び出しお店で食パンを買ってきたら、実はロールパンが欲しかったなんてことがありました。
他にも、友達と東京で待ち合わせをした時に、駅の喫茶店のルノアールで待ち合わせの約束をしたら、駅の東口と西口のどちらにもルノアールがありお互いに待ちぼうけなんてこともありました。
そんなことを思い出して言葉は伝える側と伝えられる側のどちらもその真意を共有できなければ言葉の意味がないと感じました。
その為には、聴き手は何を伝えようとしているのか、話す方は相手が今どんな状態で聞いているのかをお互いに相手を思いやり、会話をするように心がけたいものです。
当たり前のことですが、私は日頃、出来ていないことに気がつきました。
自分が急いでいて相手に伝えたいけれど、話す相手が忙しいそうにしている時は、少し間をおいて相手が聞ける状況になってから話せばよいのですが、せっかちな私は、頭では理解できてもつい忘れています。
最近は論語を読めば読むほど、自分の至らなさを感じます。
それでも、少しでも実践できればいいと思っています。
過去のブログ
『思っていても出来ないこと(撤去、取り付け)』(2014.6.11)
7月『甲府こども論語塾』
平成28年7月16日(土)15:00~16:00
開催場所 甲府市総合市民会館内 2階 講義室2
甲府市青沼3-5-44
連絡先 遊亀公民会 電話 055-235-1428
参加費 一家族 500円
対象:小学生(同伴で家族可)
問合せ先 有限会社 古屋商店
電話 055-237-0704
平日 9:00~16:00 土・日・祝日は除く
■ 今日の言葉
『真実の花』
時分(じぶん)の花を
まことの花と知る心が、
真実の花になお遠ざかる心なり
※若い時だけの役者の魅力を生涯失うことのない魅力と思ってしまうことが、
役者としての真の能力を獲得することから遠ざけてしまうの意
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
世阿弥(能楽の大成者)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
おかげさまで、創業50年
(有)古屋商店
甲府市朝気1-2-66
055-237-0704
営業時間9:00~17:00
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■