今日は、午後から研修がありました。
そこで、皆さんの前で今までの自分の仕事などの体験を発表しました。
古屋商店の創業期から今に至るまでのことを約25分でお話しさせていただきました。
ここで、その一部をご紹介します。
古屋商店の創業期から私が東京から家業を継ぐまでの話です。
私は昭和41年4月1日に灯油とLPガスの販売をする古屋商店の長男として生まれました。
当時、父は独立したばかりで、母と2人で忙しい日々を送っていたようです。
お客様から灯油の注文が来ると母がドラム缶から灯油を18リットルの灯油缶に移し変え、
それを軽トラで父が運んでいました。当時のLPガスの販売は、ガスが切れてからボンベを取替えるという方法でした。
ガスがなくなるとお客様から昼夜問わず催促の電話があったようです。
その後、昭和47年からガスメーターの取付が義務付けられました。
新商品のガスメーターは高価なもので設備投資が大変だったようです。
現在は、LPガスと器具の販売それと住宅リフォーム工事をしています。
今年が創業50年になります。
私は大学時代の夏休みに父の知り合いで独立したばかりの電気工事店にアルバイトに行き、
社長と2人現場で配線工事を経験しました。
その社長は、朝5時には現場に行く生活をしていました。
今思えば、創業者とはどういうものかまた、誰にも負けない努力を身近で感じることが出来ました。
ただ私はその社長と一緒に働くのが楽しかったので仕事はつらくありませんでした。
その後、東京で電気工事会社に就職しました。
現場の上司は温和で、よく食事に誘ってくれ話を聞いてくれました。
ただ、仕事に厳しい人でミスをすると、きびしく叱られました。
ある時、私の仕事を見て「なあ、古屋。お前は自分の家を工事する時もこんな仕事の仕方をするのか」と指摘されました。
この言葉は今でも忘れることができません。
それから約4年が経ったある日、「お父さんが年で仕事も大変そうだからそろそろ帰ってきて欲しい」と母から電話がありました。
私は、家業を継ぐことをまったく考えていなかったわけではありませんが、父と仕事をすることには抵抗がありました。
自分は何の結果も出していないのに、ただ親が築いた店を受け継ぐのがいやだったのです。
母から、『お父さんは頑固だから言わないけど体が大変みたいだよ。』と言われると、今まで考えることのなかった将来のことを考えるようになりました。
上司に実家に帰って家業を継ぎたいと話をすると『これまで6年勤めて、ようやく会社の役に立つようになったと思ったら、
やめるなんて会社は大損だ10年勤めたらやめさせてやる』と言われました。
困った私は正直に母からの電話の内容を伝えました。『そうか、でもこれから1年はしっかり勤めて会社に恩を返せ、それでしかたなく辞めさせてやる。』
といってくれ、1年後に会社を退職しました。
これが、古屋商店の創業期と私が就職してから東京から帰るまでです。
過去のことを思い出し振り返る事で色々な人のお世話になったことを
改めて思い出すことができた貴重な体験でした。
気がつくことが色々とありました。
『こども論語塾』開催
開催場所 甲府市総合市民会館 3階 会議室3
場所 甲府市青沼3-5-44(電話 055-231-1951)
平成27年12月19日(土)15:00~16:00
参加費 一家族 500円
対象:小学生(同伴で家族可)
問合せ先 有限会社 古屋商店
電話 055-237-0704
平日 9:00~16:00 土・日・祝日は除く
過去のブログ
■ 今日の言葉
『分は自分でいい』
周囲から悪口を言い立てられている時でも、
本心から湧き上がってくる「自分は自分でいいのだ」
という安らかで静かな思いがあれば、中心軸がぶれない生き方ができる。
鈴木秀子(国際コミュ二オン学会名誉会長)
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おかげさまで、創業50年
(有)古屋商店
甲府市朝気1-2-66
055-237-0704
営業時間9:00~17:00
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