昨日、お墓参りに行く時に、子供に「なぜお彼岸にお墓参りをするの?」と聞かれました。
あまり、深く考えたことがなく答えることが出来なかったので調べてみました。
「彼岸」を一言であらわすと「あっちの世界」のこと。
その反対にこっちの世界を「此岸(しがん)」と言うそうです。
彼岸も此岸も仏教用語で、迷いや煩悩に満ち溢れたこっちの世界「此岸」から、
悟りを得たあっちの世界である「彼岸」へ到達するために、春分・秋分の日を中日とする前後7日間は、六波羅蜜(ろくはらみつ)という修行に励みましょう
という意味があるそうです。
●六波羅蜜とは、次の6つのことです。
1.布施
財施(財を施す)、法施(真理を教える)、無畏施(恐怖を取り除き安心を与える)など、見返りを求めずに施す。
2.持戒
ルールを守る。
3.忍辱
苦しさや困難に耐える。
4.精進
最善をつくして努力する。
5.禅定
心を落ち着ける。
6.智慧
真実を見抜く力を身につける。
つまり、日常の生活に追われ、自分自身を見つめることができない人でも、
春と秋の7日間は六波羅蜜という良い行いをし、先祖や仏様に感謝をしましょうというということです。
ところで、なぜお彼岸にお墓参りをするのかですが
太陽が真西に沈むとき、彼岸と此岸が最も通じやすくなると考えました。
春分と秋分は太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。
お彼岸にお墓参りに行く風習は、この太陽に関係しています。
先程のように仏教では、生死の海を渡って到達する悟りの世界を彼岸といい、その反対側の私たちがいる迷いや煩悩に満ちた世界を此岸(しがん)といいます。
そして、彼岸は西に、此岸は東にあるとされており、太陽が真東から昇って真西に沈む秋分と春分は、
彼岸と此岸がもっとも通じやすくなると考え、先祖供養をするようになったそうです。
まあ、子どもには
「あちらの世界とこちらの世界が通じやすいので、ご先祖様を供養する日だよ」と言っておきます。
過去の本日のブログ
『会話の大切さ(ショールームでの会話)』 2013.9.21
■ 今日の言葉
『最善の努力』
与えられた条件の中で、運命を呪わず、
不平不満を言わず、いま自分にできる最善の努力をする
運命を切りひらく鍵はそこにある。
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▼月刊『致知』2007年9月号P7「特集総リード」より
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