『苦難のレベルの違い (感じたこと)』  2014.10.26

昨日の夜は、東京で会社を経営している社長様の話を伺いました。

日頃、色々な場面で『大変だな』『どうしよう』と思うことが誰でもありますが
お話を伺い、まるっきりレベルが違うなと感じました。

話の内容は、ご自分が会社経営をされるようになってからのことでした。

その会社は、現在創業115年です。

先代の社長は、自分のご主人で2004年に癌で亡くなられました。

その時からその方の今までの生活が、一変することになります。

22歳で結婚され、専業主婦で社長婦人として生活をしていましたが

ご主人の葬儀の後からは会社の仕事をされるようになり、その内情に驚かれたそうです。

会社には、4億円の借金がありました。

会社のことは何もわからない為

まず、汚れた会社をきれいに掃除することから始められたそうです。

100年以上の歴史のある会社をつぶすわけにはいかないと

毎日、夜も眠れないほどに思い悩んだそうです。

仕事を覚える為に夜遅くまで残り、色々と勉強もされたそうです。

そんな時、たまたま電車で

稲盛和夫氏が書かれた『生き方』の本の広告が目にとまり

直ぐに購入して読まれたところ

自分の人生を振り返り、考え方を変えるよいきっかけなったそうです。

その後、会社の土地が思わぬ高値で売れたことで、何とか借金は返済できたそうです。

それから、経営を相談しようと知人の紹介で入社された方に会社をのっとられそうになったり
移転のために建設した新社屋のビルが東日本大震災に壁のどにひびが入り耐震補強が必要となるなどの
幾つかのピンチがありました。

貸しビルは、全ての部屋が空いてしまい、その入居者を探す為に
ご自分でチラシを手配りするなどされたそうです。

幸い入居者も決まり現在は、会社経営も順調だそうです。

詳しいお話は、ここではお伝えできませんが
講演をきいたほとんどの人が、自分が苦労だと思っていたことはたいしたことがないと思われたようです。

人には、色々な困難がありますがお話をされた方は、
『生前のご主人は本当によい人で
専業主婦をしていた時も、全て自由にどこへでも遊びに行かせてくれました。
この仕事をするようにと主人が、会社の仕事を残してくれたのだと思ういます。
大変なときは、文句も言っていたかも知れませんが今は本当にそう思っています。
不思議なことにご主人の悪い思い出はひとつもなく良い思いでだけです。』

そんな話を聞かせていただき

人は、与えられた運命にとにかく一所懸命に
向き合いそれに対して誠実に行動することで
周りの何かが変わるのではないかと感じました。

■ 今日の言葉

『出し切る』
力も親切も物もお金も、

一切出すんだよ。

そうすれば道は付いてくる。

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常岡一郎(中心社創設者)

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