たまたま、手にした本に次のようなことが書かれていました。
『思いどうりにならないからといって
心を痛めてはならないが、思いどおりになったからといって
有頂天になってもいけない。
平安無事が続いてもそれを頼りにしてはならないし
最初に困難にぶつかって挫けてはならない。』
最近はこの言葉が身にしみるような事が多くありました。
何でも、古典の本『菜根譚(さいこんたん)』に書かれているそうです。
何年か前に、この『菜根譚(さいこんたん)』と聞いて
農業の本かと思いました。
だって、菜は野菜です。
根は、植物の根っこのね。
譚がわからず調べたところ はなし、物語でした。
「農業の本と間違えるのは無理ないか」と自分で自分に言い訳しました。
『菜根譚(さいこんたん)』と言う飲食店もあるくらいですから・・・。
ところが、中国の古典と考えると『え~わけわからない』と思うのではないでしょうか?
私も以前はそうでした。
それが、「学校で教えてもらった古典はわからない」に変わりました。
本来古典は、その時代に生きた人が感じたことを書いてあるだけです。
そして言葉が難しいので、今の言葉で理解すればなるほどと思うことが多いと思います。
原文も大切かもしれませんが、今の言葉でわかればいいやと私は思ってます。
だって、自分の身に置き換えて役立てるのが私の目的ですから
古典は 『こうすればいいじゃないですか?』『世の中はこんなんじゃないですか? 』 と思われることが書かれている気がします。
でも、簡単に実行できそうで出来ないことや昔、親にうるさく言われたことが多くあると感じます。
忙しい毎日の中で、先程のようにほんの少しでも、目に触れることで
「いかん、いかん」と思う気持ちになります。
昔の私なら、「なんだかわけのわからない事を言ってる」くらいにしか思いませんでした。
そういえば、以前に教えていただいた言葉を思い出しました。
別の古典の本の言葉です。
『心がここにないかったら、見ても正しく物を見ることはできず、
聞いても正しく音を聞くことはできず、食べても本当の味を知ることはできない。』
■今日の言葉 『常に上を目指す』
その一日、その一瞬がエベレストの頂上にまで繋がっている。
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三浦雄一郎(冒険家)
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