今があるのは前の人のお陰

古屋商店のフルフルです。

先日、妻の母方のおじいさんが亡くなり葬儀に参列しました。
妻は富士吉田出身なのですが富士吉田の葬儀を初めて体験した私には驚くことばかりでした。

ご存知の方もいるかもしれませんが香典袋を使用せず、お金をそのまま出します。受付には金額、名前、住所を書く白い用紙が置いてありそれに記入します。隣に黄色の同じような用紙があったので、これは何かと聞くと、花代といって、実際は花は出さないが、気持ちで香典とは別で出す人もいるそうです。
ちなみに、その花代を出した人の名前は親族の見える位置に張り出されていました。又細かいお金がない人にはおつりもくれるシステムです。

通夜、葬式では、お坊様が来られる1時間位前からお焼香に来る人が半分位いました。これも甲府ではなかなか見ることが出来ませんが、考え方によっては時間の幅が広く来る人にとっては都合が良いものだと感じました。

富士吉田葬儀

葬式の前の食事では、富士吉田だからかはわかりませんが、うどんが出ました。葬式、七日と納骨、その後に自宅での宴席までもあったようですが、帰りが遅くなるので宴席のほうは失礼しました。

帰りの車の中で90才で亡くなられたおじいさんの思い出話をしてくれました。

私の祖父母といえば、父は幼い頃に両親が亡くなり、母の方のおじいさん、おばあさんしか知りませんが、とてもやさしく、正月田舎に遊びに行った時は凧揚げをして一緒に遊んでくれました。
おばあさんに教えてもらった論語の言葉やおじいさんが高校入学の時に贈ってくれた手紙の言葉
「玉 磨かざれば光なし 人 学ばざれば知なし」
「親の愛は海よりも深し 山よりも高し」
など、今さらながらに思い出します。
おじいさん、おばあさん、またその前のご先祖様がいて、自分が今ここにあることを最近よく感じます。

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