『1年ぶりの再会』(ブログ 8月11日)

今日、こども論語塾の安岡定子先生のお話しを、子供たちと一緒に県立図書館で聞きました。

初めに、主催者の方が「やまなしこども論語塾を開催するようになり、4年経ちましたが、毎年8月にお越しいただいています。」と言われました。

長女が、まだ3歳の時でした。
あれから4年。

早いもので、今は当時生まれたばかりだった4歳の長男も、一年近く御世話になっています。
毎月行なわれる論語塾は、田草川先生という女性の先生が教えてくださり、色々趣向を凝らし子供たちが飽きないように、勉強しています。

 お忙しい中を、東京から毎年山梨に来てくださる安岡定子先生や、毎月教えてくださる田草川先生それに、他にも歌や漫画で古典を教えて下さる先生や準備に関る人たちが沢山いて、この4年間通うことが出来ることに感謝したいと思いました。

 

さて、今日の論語塾ですが、いつもより大勢の方が参加され大盛況でした。

最後に、「子供たちの中で、前に出て論語を読みたい人」と安岡先生が言ったところ、4歳の息子がトコトコト前に出て、一人で先生と読みました。

長女は、「はずかしい」と言って前には出ませんでしたが、これも成長の過程かもしれません。

自分が読んでみたい気持ちだけで何のてらいや恥ずかしさもなく堂々と素読をする長男の姿をみて、前に妻が話していたことを思い出しました。

息子はラクビーをしていますが、そのコーチが長男のことを
「練習の時に、子供によっては、誰が見ているからこうするとか見て欲しいからこうするという子もいるけど、○○ちゃんは自分が、きちんとやるからこうするんだよね。」

自分の思いでいろいろなことをするのは、長男のとってもよいところだと言われたそうです。

とかく大人になると人の目を気にして、このようにして何か思われては、などと気にしがちですが、まずは自分がどの様にしたいかなのかもしれません。

安岡先生の話の最後に、次のような話がありました。

論語の中で一番大切なことそれは「仁」だと言っています。
(仁とは思いやりの心)仁の心を持つには、強くて勇気のある人になることが必要です。

例えば、多くの人と違う意見でもそれを言える人、違う意見の人の話を聞いて、それを認める心、反対の立場であったとして、多くの人と違う意見で言った人がいたとしてもその人を認める心、色々な立場にたって考えられる人です。

そして、自分自身がこのようにすると決めたことを行うこと。
例えば、自分で今日これを行なうと決めたことはやり遂げることです。

友達からの遊びのお誘いや、こう決めたけど大変だからこのくらいでいいなんて事ではなく、自分との約束を守ることが何より大切です。
と言われました。

自分の身を修めるということでしょうか?

また来年も、少し成長した子供たちと一緒に、お会いできることを楽しみにしています。

 

 

■今日の言葉

子曰く、君子は和して同ぜず小人は同じて和せず
(すぐれた人物は協調するが、主体性を失わず、むやみに同調したりしない。つまらない人物はたやすく同調するが、心から親しくなることはないということ。)『論語』

 

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