夏の風情

古屋商店のフルフルです。

今週は8月7日に息子の幼稚園の花火大会がありました。

夕方6時30分、まだ外が明るいうちから集まり、盆踊りを楽しみ、そのあと花火を子ども達に見せました。
帰り際に提灯が配られて、提灯のローソクに点火したところで照明を全て消しました。提灯の明かりだけを頼りに出口まで歩くのも夏ならではの風情を感じました。

昔の人は炎のあかりだけで暮らしていたので、昼は明るく夜は暗い生活を送っていたんだなとしみじみ感じました。今は夜も昼のように明るく本当に贅沢なことです。

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<今日の言葉>

日本サッカー協会副会長・田嶋幸三氏に伺いました。

2001年、男子のU‐17日本代表監督としてチームを世界大会に連れて行ったことがありました。

ドイツ、フランス、イタリア、ブラジル、イングランドの選手たちも一緒の宿泊先だったのですが、朝、食堂に行くと、各国選手たちは私に「ボンジョルノ」などと言って立ち上がって挨拶するんです。彼らは朝早いのに髪をきちんと整え、揃いのポロシャツをズボンの中に入れ、きちんと靴も履いていました。

一方の日本チームの選手たちはどんな格好をしていたと思います? 髪の毛は寝癖がついたままでボサボサ、ジャージの裾ははだけたままだし、サンダル履きで、ポケットに手を突っ込んだまま「チースッ」ですよ。

もうここで勝負あった、と思いました。事実、試合でもボロボロに負けました。この現実を見て、これまで自分の中で点在していた問題点が一つに繋がったような気がしました。

「サッカーを教える前に、やらなければならないことがある」、そう思ったものです。そして見えてきたのが「エリート教育」です。「エリート」という言葉は日本では敬遠されますが、ヨーロッパなどではいろいろな分野のリーダーであり、社会に奉仕する人のことをいいます。そういう自覚と能力を持った人のことです。

サッカー選手たちは素晴らしい肉体を与えられたエリートなんです。それを多くの人に見てもらい、感動を与える、それはまさに社会貢献です。逆に言えばそういう義務があるのです。それを果たすために言語技術を身につけ、マナーや立ち居振る舞いも学ばなくてはいけない。そうでなければ世界と戦っていけないことに気づいたのです。

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