今日は、お客様から思わぬ質問を受けました。
台所以外に湯沸器を取り付ける検討をされていました。
その部屋には換気扇がなく、換気扇の設置をお勧めしました。
お客様が「窓を開けての換気でもよいのではないですか?」と仰いました。
確かに、メーカーの説明書を見ると
コンロや小型湯沸器をお使いになる時は、必ず換気扇を回すか、窓を開けて換気しましょう。
換気(給気、排気)が十分得られるところに設置しましょう。
小型湯沸器は安全装置が付いていても必ず換気しましょう。
コンロや小型湯沸器を使用中に止まったら点検修理をお申込みください。
と書かれています。
そこでメーカーに問い合わせましたが、
十分な換気についての明確な答えはありませんでした。
調べたところあるメーカーでは換気扇についての目安として大きさの記載がありました。
窓をあけての換気についての数字での記載はありませんでした。
確かに、部屋の大きさや窓の位置で換気の効果が違い一概に大きさを表示できないのではと思いました。
施工業者の立場からするとお客様に安全にご使用いただくことを考えて
換気扇をつけることをお勧めしたいと思います。
確かに「必ず換気扇を回すか、窓を開けて換気しましょう。」の記載があれば
わざわざ換気扇をつける必要がないのではと考える気持ちもわかります。
ただ、今まで経験から換気扇が設置されていても、換気が不十分で湯沸器が停止をして、使用が出来なくなり
メーカーを呼んで停止した機能を解除してもらって費用を払ったお客様を何人も見てきました。
(不完全防止装置がついていて、警告のサインが出ますがそれに気がつかないで使用するとロックがかかる機能がついています。)
出来るだけリスクは避けたいものです。
先程の質問に明確に答えてくれる所がないか各所に問い合わせましたが、はっきりとした答えはなく、総合的な結論は十分な説明をした後の選択はお客様の自己責任になるようです。
とはいえ、いくら自己責任といえども事故はないほうがよいと思います。
過去の本日のブログ
『ガス給湯器の取替え (これから寒くなるのでお早めに)』 2013.10.7
■ 今日の言葉
『凡時徹底』
日常の本当に些細な、他人から見たらどうでもいいようなことであっても、
それをコツコツと積み上げていく。これが皆様方の人生を変えていく。
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鍵山秀三郎(日本を美しくする会相談役)
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