見事なきりかえし、参りました

古屋商店のフルフルです。

昨日の夕食の時のことです。
妻が子どもたちに、うどんを食べるか聞いたところ、おばあちゃんの所で何かを食べたみたいで 「いらない」 と返事が返ってきました。少しして私たちのおかずを見て食べたくなったのか? 娘と息子が 「やっぱり食べる」 と言い出し、妻がうどんを作ってあげました。ところが2人とも少し手をつけて残して遊び出したのです。
頭にきた私は 「せっかくお母さんが作ってくれるのに2人とも食べないの?」 と気持ちを抑えて静かに聞きました。2人とも 「・・・・。」 返事がありません。

先日読んだ本に、怒るのは子どもに良くないと書いてあったので、我慢をして少し考え 『そうだ、自分の立場に置き換えたらわかるはず』 と思い 『これは我ながら名案』 と思った私は、さっそく問いかけを長女にしました。

「○○ちゃんがもしクリスマスの時に作ったケーキをお父さんもお母さんも食べなかったらどう思う?」

そうです。昨年のクリスマスの前に娘はYMCAの体験教室でケーキを作り、家族で食べたのですが、その一生懸命に作ったケーキをお父さんもお母さんも食べなければ、どんな気持ちになるかを聞いてみました。

娘 「それは悲しいので食べて欲しいよ。だって、一生懸命作ったもの」
私 「そうだろう。だったら、さっきのお母さんが一生懸命作ったうどんも食べな」
娘 「うん、わかった。ゴメンナサイ、いただきます。」
・・・となるはずでした。(私の勝手な妄想では)
現実は 「お父さんもお母さんも食べないのなら○○ちゃんが自分で全部食べる。」 と本当にうれしそうに答えが返ってきました。

『マジかよ~、そんな~、こんなはずでは・・・。』 と思っていると 「やっぱり違った。」 と言い出し、私は心の中で 『やっぱり違うだろ。お父さんとお母さんに食べてもらいたいはずさ』 と思っていると、またしても全く違った答え 「そうだ、隣のバアバアの所へ持っていって分けてあげる!」
・・・大人の勝手な思い込みどおりにはいきません。
違った見方をすれば 『おいしいのに食べないんだったら他の人に食べてもらうもん』 と思っているのか、とも思いたくなりますが、まったくそんな感じでなく、本当に 『いいこと考えたよ!』 と言いたげでした。

親の心子知らずというか、考え方の違いというか、娘に一本とられた気分の私でした。

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