『知っているけど・・・。 (トイレ修理)』  2015.1.21

昨日、トイレの手洗いから水が出なくなったので見て欲しいと連絡をいただいたお客様のお宅に伺いました。

タンクの中を確認するとタンク内にも水が少量しか出ていませんでした。

おそらくタンクに溜まるまで30分くらいかかりそうでした。

確認をしたところ、タンク内の部品の故障でした。

部品を取替えると正常に使えるようになりました。

もちろん、タンクの上にある手洗いの口からも水がでます。

ただ、修理の途中で気になることが2つありました。

1つは、流した時に出てきた水が錆びついていたことです。

これは、トイレタンクンまでの配管が錆びている為だと思われます。

その為、部品を変えても直ぐに部品の中に錆が詰まり壊れてしう可能性がります。

そのことについては、お客様に説明をさせていただきました。

もう1つの気になることですが、タンクの中にペットボトルがありました。

以前、節水の方法としてテレビでも紹介されていました。

トイレの便器とタンクの仕組みをよく理解していない節水方法だと思って見ていました。

なぜ、タンクにペットボトルを入れたらいけないか。

■便器とタンクの構造

タンクは、便器の構造に適した水の量を流すように出来ています。

その為、タンクの流す量が少ないと便器で詰まる可能性があります。

簡単な例で言えば、大便と小便でレバーを倒す方向の違う水洗トイレがあります。

大便をした後で小便用のレバーを利用しても、流水が少ないので最後まで汚物が流れきらないと思いますがいかがでしょうか?

水洗トイレのタンクにペットボトルを入れると、似たような状況が起きると考えてください。

小便の方は構いませんが、大便には水量が足りません。

■汚物が配水管の中で詰まる

汚物が配水管の中に詰まる恐れがあるからです。

実はトイレの水は、汚物を下水道まで正しく運ぶための適量が予め計算されています。

トイレのタンクにボトルを入れると、確かに1回1回の流れる水の量が減るので、水道代の節約にはなります。

しかし、しかるべき場所まで汚物を運ぶために計算された水の量を減らしてしまうと、

配水管に汚物が溜まったり、詰まったりする原因になるのです。

放置していると、流した水が逆流してトイレが大洪水になる恐れもあるのです。

その状態になると、業者を呼んで対応をお願いしなければ修復は困難です。修繕のための料金も発生します。

節約したはずの水道代は一気に吹き飛んでしまいます。

そんなことをお客様にお話したところ

何となくは両方ともわかっていました。

ただ、そのことでどのような影響があるかについては実感がないようでした。

1  古くなったトイレの部品

1 古くなったトイレの部品

2  新しく取替えた部品とタンクの中のペットボトル

2 新しく取替えた部品とタンクの中のペットボトル

■ 今日の言葉

『喜びの種をまく』

力のほしい人は力を出す。

汗をしぼって力仕事をする他はない。

よい声のほしい人は、毎日声を出さねばならぬ。

己から出たものが己に返ってくる。

これがいつわりのない自然の法則である。

明るさをほしいなら、

人の心に明るさを与えねばならぬ。

そのためにはまず自ら明るさを出そう。

喜びの種をこの世の中に蒔きつけて行こう。
『常岡一郎一日一言』(常岡一郎・著)

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おかげさまで、創業50年

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