『過去と今 (感じたこと)』  2015.1.18

昨日ラジオで、阪神・淡路大震災の特集をしていました。

あれから20年経過したんだと改めて実感しました。

1995年1月17日 午前5時46分に、淡路島北端を震源として発生。

当時、私は資格試験の勉強で家で机に向かっていました。

その時は、大きな地震だとしか思いませんでした。

ことの重大さを知ったのは昼休みにテレビを見たときでした。

あれから20年、今日までにも色々な災害が起こりました。

その度に、悲惨な光景や亡くなられた方、そのご家族のことが報道されました。

それを見聞きしながらも、時が立つと記憶が薄れている自分に気がつきました。

20年前の自分を思い出すと当時は、生きていくのに何の意味があるのかすら

考えずにただ毎日を暮らしていた気がします。

当時、独り身だった私も、3人の子の親となりました。
身近なことでは、昨日と今日で3件のお悔やみがありました。

近しい人のお母様、お客様、両親にご縁のあった方など

お付き合いは様々ですが、周りの人とのご縁と自分が一人で生きているのではないことを感じます。

葬儀の時に、亡くなられた方のお孫さんが外でおじいちゃん、おばあちゃんに面倒を見てもらう姿がありました。

まだ、2歳に満たないその子を見て、人は何かの形で周りの人たちに色々なものを残して行くのかと思いました。

■ 今日の言葉

『はかない人生を送ってはならない』

志のある人は、人間は必ず死ぬということを知っている。

志のない人は、
人間が必ず死ぬということを本当の意味で知らない。
『人生の大則』(藤尾秀昭・著/金澤翔子・書)
http://www.chichi.co.jp/kiji/book-36th/index.html
* * * * *
ある時、弟子が師の道元に聞いた。
「人間は皆仏性を持って生まれていると教えられたが、
仏性を持っているはずの人間に
なぜ成功する人としない人がいるのですか」

「教えてもよいが、一度自分でよく考えなさい」
道元の答えに弟子は一晩考えたが、よく分からない。
翌朝、弟子は師を訪ね、ふたたび聞いた。
「昨晩考えましたが、やはり分かりません。
教えてください」

「それなら教えてやろう。
成功する人は努力する。
成功しない人は努力しない。
その差だ」

弟子は、ああ、そうか、と大喜びした。

だがその晩、疑問が湧いた。
仏性を持っている人間に、
どうして努力する人、しない人が出てくるのだろうか。

翌日、弟子はまた師の前に出て聞いた。

「昨日は分かったつもりになって帰りましたが、
仏性を有する人間に、
どうして努力する人、しない人がいるのでしょうか」

「努力する人間には志がある。
しない人間には志がない。
その差だ」

道元の答えに弟子は大いに肯(うなず)き、
欣喜雀躍(きんきじゃくやく)家路につく。

しかしその晩、またまた疑問が湧いた。
仏性のある人間にどうして志がある人とない人が生じるのか。

弟子は四度師の前に出て、そのことを問うた。

道元は言う。

「志のある人は、人間は必ず死ぬということを知っている。
志のない人は、
人間が必ず死ぬということを本当の意味で知らない。
その差だ」

道元の逸話だ。

是(こ)の処は即ち是れ道場――
苦しい死の床にあるこの場所も、
自分を高めていく道場。

道元はこの言葉を唱えながら亡くなったという。
「はかない人生を送ってはならない。
切に生きよ」――
道元が死の床で私たちに残した
最期のメッセージをかみしめたいものである。
『人生の大則』(藤尾秀昭・著/金澤翔子・書)
http://www.chichi.co.jp/kiji/book-36th/index.html

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