『結婚のお祝い(縁を生かす)』(ブログ 9月22日)

今日、友人の結婚のお祝いが夜ありました。

実は父の一周忌法要が、日中にあり会食の場所が、昼夜ともくしくも同じ場所でした。(部屋も同じ)

場所は、太田町公園の直ぐ近くの「きよ春」さん
場所はこちら
http://naviyamanashi.com/055-237-4151/

お店の方のお気遣いで、昼と夜では違う料理を出してくださいました。

お昼の父の一周忌法要では、もう一年近くにもなるのかと時のうつリ変わりの早さに驚くばかりでした。
去年の10月21日に突然、家で亡くなったのが昨日のことのようでした。
人は、かならず死ぬことを身近な人を通して実感しました。

また、人が一人亡くなることで1人で生きているのではないことを学びました。
よく天国から見守っているなどといいますが、私にはそのような感覚はなく、生きていた頃よりも身近に感じます。

それは、父が生前言っていた言葉や姿などを思い出すことが多いからです。
そういえばこんな時は、こんなことを言っていたなと思い出すことでより身近な存在のような気がします。

そんな事を思いながら、無事に一周忌法要も終わり、次は結婚のお祝いでした。
結婚式は、ちょうど一週間前にでした。
今回、結婚式の様子をスライドで流そうということになりました。

先輩が今回の幹事を取り仕切り、忙しそうにしているのでよせばいいのについ「スライドはこちらで作りましょうか?」と言ってしまいました。

そこからが大変でした。
今まで、一度も作成したことがないので、どうして良いか分からず
詳しい友人にスライド作成用のソフトを借りようと内容を話したところ
一週間では、今あるやつだと難しすぎるので、簡単なものを紹介してくれました。

妻に相談をしたところ、スライドンの作成は妻がしてくれることになり、
深夜まで編集を繰り返し、何とか仕上がりました。

データーの保存方法は、うちの会社のキンちゃんが手伝いをしてくれました。
キンちゃんありがとう。感謝

家で試写を行なうことにしましたが、今度はプロジェクター等(映像機器)の取扱が分からないので何とか調べました。

当日の上映場場所での準備にかなりの時間がわかることも分かりました。
そのため、一周忌法要のあと残り準備をしました。

偶然ですがラッキーだったのが、同じ会場で同じ部屋であったことです。
奇跡に近いかも、などと思いながら何とか準備完了
素人なりに上映は成功しました。

一安心と思いきや
結婚のお祝いの席では、参加者が一人ひとりお祝いの言葉を言うことになっていました。

私は、以前にも紹介した
「縁を生かす」を御二人に送る言葉にしました。

「縁を生かす」

先生が5年生の担任になった時、一人服装が不潔でだらしなく、どうしても好きになれない少年がいた。中間記録に先生は少年の悪いところばかりを記入するようになっていた。
ある時、少年の一年生の記録が目にとまった。「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。勉強も良く出来、将来が楽しみ」とある。間違いだ。他の子の記録に違いない。先生はそう思った。

二年生になると「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する」と書かれていた。

三年生では「母親の病気が悪くなり疲れていて、教室で居眠りする」後半の記録には「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる」とあり

四年生になると「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、子供に暴力を振るう。」
先生の胸に激しい痛みが走った。ダメと決め付けていた子が突然、悲しみを生き抜いている生身の人間として、自分の前に立ち現れてきたのだ。
放課後、先生は少年に声をかけた。「先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強していかない?分からないところは教えてあげるから」少年は初めて笑顔をみせた。
それから毎日、少年は教室の自分の机で予習復習を熱心に続けた。授業で、少年が初めて手を上げたとき、先生に大きな喜びが沸き起こった。少年は自信を持ち始めていた。
クリスマスの午後だった。少年が小さな包みを先生の胸に押し付けてきた。後であけてみると、香水の瓶だった。亡くなったお母さんが使っていた物にちがいない。先生はその一滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねた。
雑然とした部屋で独り本を読んでいた少年は、気がつくと飛んできて、先生の胸に顔を埋めて叫んだ。「ああ、お母さんの匂い!今日は素敵なクリスマスだ」
六年生では少年の担任ではなくなった。卒業の時、先生に少年から一枚のカードが届いた。「先生は僕のお母さんのようです。そして今まで出会った中で一番素晴しい先生でした」

それから六年、またカードが届いた。
「明日は高校の卒業式です。僕は五年生で先生に担当してもらって、とても幸せでした。おかげで奨学金をもらって医学部に進学することが出来ます。」
十年を経て、またカードがきた。そこには先生に出合えた事への感謝と父親に叩かれた体験があるから患者の痛みが分かる医者になれると記され、こう締めくくられていた。

「僕はよく五年生のときの先生を思い出します。あのまま駄目になってしまう僕を救って下さった先生を神様のように感じます。医者になった僕にとって最高の先生は五年生の時に担任して下さったせんせいです」
そして一年。

届いたカードは結婚式の招待状だった。「母の席に座って下さい」と一行、書きそえられていた。

本誌連載にご登場の鈴木秀子先生に教わった話である。
たった一年間の担任の先生との縁。

その縁に少年は無限の光を見出し、それを拠り所として、それからの人生を生きた。ここにこの少年の素晴らしさがある。
人は誰でも無数の縁の中に生きている。無数の縁に育まれ、人はその人生を開花させていく。大事なのは、与えられた縁をどう生かすかである。

月刊致知(致知出版社)平成17年12月号特集縁を生かす(藤尾秀昭小さな人生論)より詳しくはこちらをご覧下さい。
http://www.chichi.co.jp/monthly/200512_top.html

家族を含めた自分以外の人との「縁」について考えさせられる一日でした。

■今日の言葉

ある人が飛躍して才能を発揮する時には、皆が寝ている時にその人は寝ていなかった
…………………
黒柳徹子さんがあるイギリス人から教わった言葉

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