「思いやり(仁)のこころ」(8月21日)

昨日、「子供には順番は守れ」と教えたいといいましたが、それを教えるのに最適なものがあることに気がつきました。

それは、月に一度通っている「論語」です。

前に、「こども論語塾」の本の著者である安岡定子先生が次のように言われていたのを思い出しました。
『「論語」は、2500年前に孔子やその弟子たちが語った言葉をまとめたものです。これまでの2500年間で、人に必要とされなかったり、「論語」が言っていることを誰もが普通に出来るのであるならば、今の世の中までの受け継がれてこなかったでしょう。』

『孔子の生きた時代は、戦乱の世の中で常に命の危険がありました。そんな中で、多くの人が自分のだけを考えて嘘やごまかしをしたり、自分の出世や戦いのことに目を向ける中、人はどのように生きるのが正しいのかを考えたのが孔子でした。そしてそんな孔子に教えてもらいたいと多くの弟子が集まったのです。』
『まさに、命がけで考えた答えをまとめたのが「論語」です。そして多くの弟子にそのことを伝え育てました。』

日本に住み、命を危険にさらされていない私は、先程の言葉を思い出し、改めてわが子に論語の意味を少しず理解してもらいたいと思いました。

 

子夏(しか)曰(いわ)く、博(ひろ)く学(まな)びて篤(あつ)く志(こころざ)し、切(せつ)に問(と)いて近(ちか)く思(おも)う。仁(じん)其(そ)の中(うち)に在(あ)り。

「子夏がいった。ひろく学んで見聞をゆたかにし、理想を追求して一心不乱になり、疑問が生じたら切実に師友の教えを求め、すべてを自分の実践上の事として工夫するならば、最高の徳たる仁は自然にその中から発展するであろう」

 

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