『突っ張り一筋 富士櫻』(ブログ 8月8日)

昨日、新聞を見ていると山梨県出身の力士で、富士櫻(元 中村親方)が山梨で講演をされた記事が載っていました。

子供の頃、父親が相撲好きでいつもNHKの相撲放送を見ていました。

郷土力士なので、応援はしていましたが、いつも押し相撲で、繰り出す技は突っ張りか、引き落とし、突き落としがほとんどでした。

子供心にもっと違う技がないのかな?

なんて思いながら見ていました。

まわしをつかまれると、ほとんどなすすべもなく負けてしまいます。

今の横綱 白鳳などのように多彩な業があるわけでもなく、その当時は子供の見る目としては、他の力士と比べて何のとりえもないように思えました。

今感じることはまったく違います。

突っ張りだけで、体の大きな力士にも立ち向かい幕内で長い間、活躍しました。

確か、その当時の連続出場記録も作ったはずです。

きっと、これしかないというのが富士桜の強みだったのかもしれません。

いろんな技ができれば、色々とどの業を出すか迷いも出ますが、これしかないと思えば、それに全力で気持ちを傾けることができます。

もし、富士櫻が色々な技ができた器用な人であったなら、あそこまで強くはならなったのではと思います。

不器用だからこそ、それが強みになっていたのでは?

なんて思いながら新聞記事を読みました。

写真を見て大分歳を取ったな、とも感じました。

 

 

■今日の言葉

大きな努力で小さな成果
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鍵山秀三郎(イエローハット創業者)

 

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