『今 あるし幸せ 親への感謝・子供への感謝』(ブログ 11月22日)

2012-11-26

私のところへ、たまに送られてくるメールです。
よろしかったら、読んでみてください。

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サンケイの【夕焼けエッセイ】に掲載された、
大阪府岸和田市の西川和子さん(78歳)のお話です。

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私は子供に恵まれなかった。
結婚して15年目に縁があって、義弟の次男を養子として迎えることになった。
生まれて20日目の赤ちゃんを胸に抱き、
馴れない手でミルクを飲ませ、おむつを替えた。

その後も無事に育ってくれて、桜の咲く小学校に入学した。
運動会や保護懇談会にも出席し、親としての喜びを体験させてくれた。

担任の先生は、
「彼が結婚するまで、養子であることを知らせずに成長してほしいと思います」
と言ってくれた。

大学受験の時には深海の魚のように重圧を感じて心配したけど
「桜咲く」結果で心から喜んだ。

その息子は今、39歳を迎え、小学校5年生と2年生の娘の父親として
一生懸命に頑張っている。

私の夫は5年前に世を去り、一人暮らしの私を会社帰りに毎日訪ねてくれる。
「お母さん元気か?寒いから気いつけや」と一言。
私は心を込めて一杯のコーヒーをいれ、息子に黙って差し出す。

13年前息子が結婚する時に、意を決して養子であることを告げた。
突然のことに息子は愕然となり、ぽろぽろと大粒の涙をこぼした。

しかし一晩明けた朝、

「お母さん、昨夜いろいろ考えたけど、僕はやっぱりお母さんの息子だよ。
 今まで通りだよ」

とにっこり笑った。

寒い日も雨の日も毎晩訪ねてくれる息子を玄関まで見送りながら、
その後ろ姿に「ありがとう。年老いた私には、あなたの家族が生きる支えだよ」
と胸いっぱいの感謝を込めて手を合わす。明日もまた頑張ろう。

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感動をもって読み終え、その時に思い出したのが「致知」12月号の28頁で紹介されている
内田美智子さんの記事でした。

・・・・・・・・・・【母性こそ人を幸せにし、国を豊かにする】より・・・・・・・・・

自分の目の前に子どもがいるという状況を当たり前だと思わないでほしいんです。

自分が子どもを授かったこと、
子どもが「ママ、大好き」と言ってまとわりついてくることは、
奇跡と奇跡が重なり合ってそこに存在するのだと知ってほしいと思うんですね。
 
そのことを知らせるために、私は死産をした一人のお母さんの話をするんです。

そのお母さんは、出産予定日の前日に胎動がないというので来院されました。
急いでエコーで調べたら、すでに赤ちゃんの心臓は止まっていました。
胎内で亡くなった赤ちゃんは異物に変わります。

早く出さないとお母さんの体に異常が起こってきます。
でも、産んでもなんの喜びもない赤ちゃんを産むのは大変なことなんです。

普段なら私たち助産師は、陣痛が5時間でも10時間でも、
ずっと付き合ってお母さんの腰をさすって
「頑張りぃ。元気な赤ちゃんに会えるから頑張りぃ」
と励ましますが、死産をするお母さんにはかける言葉がありません。

赤ちゃんが元気に生まれてきた時の分娩室は賑やかですが、死産のときは本当に静かです。
しーんとした中に、お母さんの泣く声だけが響くんですよ。

そのお母さんは分娩室で胸に抱いた後、「一晩抱っこして寝ていいですか」と言いました。
明日にはお葬式をしないといけない。
せめて今晩一晩だけでも抱っこしていたいというのです。

私たちは「いいですよ」と言って、赤ちゃんにきれいな服を着せて、
お母さんの部屋に連れていきました。

その日の夜、看護師が様子を見に行くと、
お母さんは月明かりに照らされてベッドの上に座り、子どもを抱いていました。

「大丈夫ですか」と声をかけると、「いまね、この子におっぱいあげていたんですよ」
と答えました。
よく見ると、お母さんはじわっと零れてくるお乳を指で掬って、
赤ちゃんの口元まで運んでいたのです。

死産であっても、胎盤が外れた瞬間にホルモンの働きでお乳が出始めます。
死産したお母さんの場合、お乳が張らないような薬を飲ませて止めますが、
すぐには止まりません。

そのお母さんも、赤ちゃんを抱いていたらじわっとお乳が滲んできたので、
それを飲ませようとしていたのです。
飲ませてあげたかったのでしょうね。

死産の子であっても、お母さんにとって子どもは宝物なんです。
生きている子ならなおさらです。

一晩中泣きやまなかったりすると「ああ、うるさいな」と思うかもしれませんが、
それこそ母親にとって最高に幸せなことなんですよ。

母親学級でこういう話をすると、涙を流すお母さんがたくさんいます。
でも、その涙は浄化の涙で、自分に授かった命を慈しもうという気持ちに変わります。

「そんな辛い思いをしながら子どもを産む人がいるのなら私も頑張ろう」
「お乳を飲ませるのは幸せなことなんだな」
と前向きになって、母性のスイッチが入るんですね。

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母親の無償の愛は、子どもに必ず伝わります。

その愛を受け止め、感謝の心を育むことがこれからの日本を豊かにしていくことに繋がります。

産みの親、育ての親と、たとえ形は違っても、
いま・ここにある命のありがたさに感謝しながら生きていくことが
親への恩返し、自分自身の幸福に繋がることかと・・・・

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以上がメールの内容です。

『私たちは、日ごろ、日常生活に追われ目の前のことだけに目が行きがちです。ただふとした時間の合間にでも、自分とは違う体験や非日常を感じる時が人には必要なのかも知れないと思うことがあります。』

 

■今日の言葉

いつ降りかかってくるかわからない思いがけない出来事は
その後の人生を大きく変えてしまいます。

「人生には三つの坂がある。
 上り坂  下り坂  まさかの坂」

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